K子の旅だけじゃないログ

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旅好きOLのいろいろ記録

西域をゆく/井上靖・司馬遼太郎(と過去旅行写真とただの物欲日記)

年齢を感じさせる小道具とともに(寝る前に使う)

西域をゆく/井上靖・司馬遼太郎

今日は美容院へ行ったのですがいつも供給されていたフィガロジャポンが供給されず、目の前に置かれたのは、家庭画報ESSE週刊女性自身・ローカル系情報誌(年齢的にチョイスは間違っていないと思う)だったので持参の文庫の読書がはかどりました。

……若干家庭画報は悩んだ。

いつもは何らか持参するもののモード系ファッション誌や男性向け情報誌が供給されるため、それらに目を通すのに忙しく結局持参の本は開かずに終わります。

これも格好つけて買ったものの対談を読むというのに慣れず行きつ戻りつで読めていなかった本です。てゆーかおまえは両氏の著作を真面目に読んだことがあるのかイヤないのにいきなりこの本を手にとったのはまあご推察のとおりです。

小説家という立場と豊富な知識経験から自由なトークが繰り出されているところが非常にたのしい一冊でしたが、当時としては「今の西域」について語っていてそれが今では既にファンタジーに近い世界になりつつある……と言う点では今読む「深夜特急」みたい
のでちょっとみてみたら、沢木耕太郎がデリーからロンドンへのバス旅のために飛び立ちストップオーバーで香港へ立ち寄ったのが1977年で、井上靖司馬遼太郎が日本作家代表団として日中交流の目的で訪中しているのが1975年と非常に近い時節の話だったのでした。
若者のバックパッカー旅と作家先生の大名旅行とそれはもうまったく毛色の異なる旅なのだけれど(テンションも違うし……と言うか比較するとむしろ後者のほうが情熱を感じすらするのがまた面白いw)、上手くいえないけれど根底になにか通じるものがあるなあと感じました。
それに当時はごくごく一部の招かれた人間しか中国(それもそんな奥地)には行けなかったわけで、当時としてはどんな体裁でもそこに行くだけで十分に冒険の域なのかなとも。
わたしなんかはタダとか格安とか格別の案内付きで普通は行くのが難しい場所につれてってくれるとか言われたなら例えそれまであまり興味のなかった場所でもどこにでものこのこ出ていくと思うんですが、稀に今までの旅行先について「なんでそこ行こうと思ったの?なかなかお金もらってもわざわざ行きたいと思わない」(別にバカにされているわけではないよ念の為)とか言われたことあるので、万人がやたらめったらなんか遠くに行くことに憧れているわけではないようだし(わたしはなんかナチュラルにみんな大小の差はあれどそうと言うか人間って本能的にそうなんじゃないかとすら思っていた節がある)、

よく分からんところにわざわざ行くというのはそれだけで冒険

なのではと最近思ったりします。だからどんな旅にも何か共通するものがあるのかなと。

しかし、1975年(約50年前)を昔と思うかちょっと前と思うかで違うと思うんだけれども、当時生まれていなかったわたしですが「そんなに昔じゃない」と思ったりするので、今の特に西域の状況を鑑みると、ある程度自由に外国人が出入りできある程度は自由な当地の様子を垣間見ることができたのはごくごくわずかな期間だったことになってしまうのだなあと思いました。(ロシアなんかにも思いますけれども。どうなるんやろロシア……。)
ご多分に漏れず「西域」には強い憧れがあり行きたいなあと思いつつ、西安までしか行けずにこんな状況になってしまい、コロナを抜きにしても今行く西域ってどうなん?イヤそれでも行かんよりは行ったほうが……?とかいろいろな想いがモヤモヤしています。

今までに行ったひとどう思う?????

文字が増えすぎたので唐突な西安旅行の写真

繰り返し出てくるお話で「唐代の中国人が西域に抱いた憧れが万葉の日本に輸入されてその憧れが現代まで日本人の中に根強く息づいている」と言うのがすごい印象に残ったし首モゲでした。75年当時の中国人にとっては辺境とか田舎とか国境の係争地というイメージだったらしいけれど、当時も今も旅行好きでもないし行けるとも思ってないけど「シルクロード」ときくとロマン……ってなる日本人多いと思う。大昔の中国のひとが抱いたロマンをなぜかほとんどそのままに異国の土地の人間が抱き続けるってなんか面白い。
NHK喜多郎の影響もあると思うけど。(と言いつつ自分はちゃんと見たことないけども。)
と言うかあの番組自体、広く社内に番組のアイデアを募った際に制作系ではない一般職員から出た「今のシルクロードがどうなっているか見ていたい」みたいなご意見から制作に至ったとわたしはきいているので、唐代に輸入されて時代を超えて日本人の心に刻まれたロマンが長い年月を経て一般人からポロッと出てきてああなったんじゃないでしょうか。
学生時代にNHK会社説明会に参加して今まで持ちネタになっている話題のひとつに深みが出たのでした。

しかし遺跡好きとしてはホータンの城址を前にした時の話や、莫高窟とかベゼクリク千仏洞とかアスタナ古墳群とか……

行きてええええええ!

素直に普通にうらやましいです。やっぱどうでも一回は行かなきゃだな〜。

ところでみなさん「西域」なんて読んでますか?

わたしはダントツの「さいいき」だったのですが、著者の両氏は「せいいき」らしいので、この本は「せいいきをゆく」です。

なんか思った以上に字を書いたので、まだ西安旅行の写真貼っときます。

西安の写真です。

初めて行ったインドがカシミールとか初めてまともに行った中国が西安とか、それはどうなんだと自分でもちょっと思うところはあるんですけど、まあ行きたいところにゆくのです。

と言うワケできれいになりながら教養も見についてよいいちにちでした。

インナーカラー

もうここ何年もインナーカラー。伸びてもプリンにならないから油断すると半年1回とかしか美容院に行かないわたしにもできるカラー。今回の仕上がり割と歴代の中でもお気に入り。
前は軽く脱色してマニキュアで色入れてもらってたんです。が!
もともと色落ちしやすいマニキュア、温泉で更にありえないくらい色落ちが加速!
ので、コロナ以降国内旅行が増えたためあまりマニキュア入れていない……あまりにも儚い。

そんでね!ついでにデパートでおGUCCIさまに行ってきたんですよ!
何を唐突にって感じですけど、ここ数日twitterで呪いのようにライオンリングライオンリグ言うてたと思うんですけどそれです。
とりあえず現物を見てみようじゃない?って言う。

www.gucci.com

こんなやつ〜!もともとGUCCIのライオンとか生き物系可愛いというのは前々から非常に思ってたんですけど、ファインジュエリーのほうしか知らなかったんですよ。

www.gucci.com

www.gucci.com

かわいいっしょ〜?お値段はすごくかわいくないぞ〜?

でもファッションジュエリーのほうはがんばったら買える値段だったので買えるお値段ということは買ってもいいかもしれないということであり買ってもいいです!?イヤすごい欲しい?買ってもいいお値段だけどちょっと欲しいなで買うお値段ではないですわよすごい欲しいですか?とか自問自答していたらすごい欲しくなってきてしまった完全にいかん。

と言うことですがサイズとかいろいろ吟味しないといけないものでもあり、賞与無双タイムも終了し今買ってはいかんやろと言う時期に敢えて突入!
昔ビビリ倒した百貨店のハイブラゾーン(急に通路に絨毯とか敷いてある)は今行くとややその絨毯にも色褪せが見え、年齢なりの度胸もありなんとか入店できました。

一回素通りしたけど

入り口にたまたま別のお客さまを送り出した後か何かで店員さんがいてにっこりされたので、にっこり返してそのまま素通りしました。(なんで)
GUCCI場所変わってる気がする前は今BOTTEGA VENETAいるエスカレーター正面の一番いい場所にあった気がするだってそもそもそのへん全面の絨毯の色がGUCCIカラーなんだもの。知らん間にジミー・チュウもできてるしルイ・ヴィトンは一階路面から二階にフロアぶち抜いてるし松山でそんなに売れるんやろか……。(地元民にしか分からん話するなよ。)

結果、松山店にはシルバージュエリーしかなかったのですが、GUCCIサイズ表記が日本サイズと違うらしいので、サイズ感の分かる商品を試着させていただき参考になりました。
中指だとごつめリングなら16号(日本サイズだと15号ちょいと言うことになるらしい)でいい感じ、ライオンリングはXS~XLと言う変な表記なのですが、16号=Mサイズらしいす。

プレゼントしたいひとはいつでも連絡ください。

でもGUCCIの価格帯的にファッションジュエリーってバックとか常時買うひとが「あっこれもカワイ〜!ついでに買おっかな」みたいな設定なので、それのみを買う(かもしれないし買わないかもしれない)庶民にもやさしくしてくれてよかったです。
泣かされて帰る羽目になったらどうしようかと思った。

旅のお土産じまんNo.3:香港で買った客家の花布で……③

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2017年の香港

別に長くなかったのになんか「ひき」の感じの文を書いてしまったので無駄に分けてしまいました。無駄に分けただけなのですぐ続き書いてます。
香港で買ったすてき花布のお話、前回はこちら。

typekk.hatenablog.jp

さてこのすてき布をどうしてやろうか???と迷ったまま、

実に三年が経過してしまった

その続きです。そう三年経ったの。
そして書いてる今はそこからさらに一年経過。

イデア降臨

そうこうどうするか迷っているうちにやる気をなくし実に三年の放置プレイをかましてしまったK子さんなのですが、その間にもいろいろなところに旅しまして京都のすてき古着&セレクトショップPriereさんですてきバッグをゲットしたのです。

ヴィンテージの生地なんかを使った作家さんものの巾着ショルダー!

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めちゃかわオンリーワン

かわいいでしょ!巾着袋でも持ち手をつければ便利な感じに!

うんうん巾着袋ならわたしでも作れるぞ!?(そりゃね)

うん、うん作れ……

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裏地がある

でも……裏地ついてるのかわいいよね……それに中芯も入ってる方がいいよね……

イヤそれ無理や!

成せば成るかもしれんが絶対ガッタガタ

せっかくのかわいい客家花布がガッタガタは嫌すぎる!わたしは別に作る楽しみを味わいたいわけではない!!これはもう……!

針子召喚

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実はこれは別のものを作っている写真

……オカンに頼みました。

うちは未だクリスマスにプレゼントを交換しているハッピー家族なのですが、クリスマスプレゼントとして労働力を要求しました。どんな娘。

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こちらが完成品になります。

……できました。

やだすごい!オカンすごい!さすが家庭科で袖のある服をつくっていた世代!!
細かいところもばっちりですよ?外側にポケットがあると便利だったのでポケット付き、ボタンは大してクラフトしないくせに買ってたヴィンテージ。

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青いコートによく合う

ショルダーには幅広のチロリアンテープ を使用しました。

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裏地!

裏地はおばーちゃんの形見分けでもらったシルクのスカーフ。

完璧にかわいい

客観的に知らんけども現時点でのわたしの好みを完全に詰め込みましたからね。わたしから見てかわいくないわけがないんですよ。

再びの針子召喚

かわいいショルダーを作ってもらってほっくほくだったのですが、まだまだまだまだ生地はたくさんあるのです。思いつくときには思いつくもので、これこうしたらかわいくない?イヤ絶対かわいい!そんなん絶対具現化したい!!

たすけてオカン!(他力本願)

オカンは二度目のクラフトに当初意欲的ではありませんでしたが、作りたいものをプレゼンしいかにかわいいか力説したところ「ん〜じゃあ気が向いたらね!気が向いたら!材料と作り方用意しといて気が向いたら!」と言い出したので「これはイケる」と手応えを感じました。わたしは知っている。
オカンはアイデアが出ないだけで作る作業自体は嫌いではないのだと。

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素材

こうして素材を準備しました。(派手)

作り方はネットでゲット。便利な世の中だね!
なお当初ファー生地は上品めを目指してツヤのある黒か濃いブラウンを探していたのですが、訪れた手芸店にたまたまピンクレオパードの生地がありその上黒かブラウンに関しては好みのツヤ感のあるものがなくだんだんピンクレオパードが正解なのではという気がしつつも「これ絶対可愛いけどわたしの年齢でこれはやりすぎトゥーマッチなのでは……?」と躊躇していたのを「えっ絶対可愛いやんそれやろむしろそれしかないやろと後押ししたのはオカンでした。

裁断。大きさは実際に使うことを想定しながら相談しつつ決定。

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柄合わせのため2枚に分けて裁断

本来必要なのは細長い生地だったのですが見える部分にくる柄が上下逆転してしまうため2枚に分けて裁断後つなげることにしました。

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ファーも裁断

ファーも裁断。
お値段はこの大きさで1,500円せんかったと思うんだけど、切り売りではなくまとめていくらのやつだったので必要分とったあとも大量に余る。
そんなピンクレオパードの生地がたくさん必要なことってもう車のダッシュボードに敷き詰めるくらいしか思いつかないんですが……。

そしてオカンの地道な縫製作業の結果……

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こちらが完成品になります。(2回目)

なんてすてきな首巻きでしょう!

肌にあたる側がファーなのでぬっくぬく!しかもかわいい!完璧!この生地の合わせ誰が考えたんですか!?首に巻いたらちらっと見えるピンクレオパードがやりすぎじゃなくてとってもすてきじゃないですか!?ふふーんなんとわたしだよ!やだわたしすごい!!

思わずテンションぶっ壊れるくらいお気に召しました。

残業中にオカンからLINEで「できたよ」ってこの写真送られてきたので爆速で仕事切り上げて帰りましたよね!生地をきちんとあわせましたので、

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とりさんとおはなとちょうちょ

左右正面にきれいにお気に入りのモチーフが出てくるようになっています。
旅行先やお店でもよく褒められる逸品になりました。ウフフのフ。自分がチョイスしたものが褒められるのうれしいですよね……。

なお生地がたくさん余ったのでオカンに量産してメルカリやハンクラサイトで売っても良いよ!などと言ってみたところ、「きれいに縫えないからやだと言うか

もうファーは一生縫いたくない

だそうです。まっすぐ縫えてるかわかんないしあとものすごい毛が飛ぶのでやりはじめたことを激しく後悔したそうです。
……オカンありがとう!!!!!!!!!!

旅のお土産じまんNo.3:香港で買った客家の花布で……②

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2017年の香港

いきなり忘れてたんじゃないの!?と言う記事の続きを書き出す気侭なK子です。

typekk.hatenablog.jp

前回の投稿ちょうど一年前じゃんw

それなのに昨日のことのようにしれっと続きを書いていこうと思います。

買った布

と言うわけではるばる香港で買った客家花布でっす!

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お花も蝶々も孔雀も不死鳥もいるよ!

かわいいですよね!?(有無を言わさないスタイル)

お値段は170香港ドルでしたっ!(≒2,450円)
ちなみにあんまり若者受けするスポットはない感じのウエスタン・マーケットでしたが、古風なお土産物屋があり翡翠風(飽くまで「ふう」と解釈w)の根付なんかを買ったりできました。小さくてかわいいよ!

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横の封筒は別の文房具屋さんで購入したもの

何作る???

さて!かわいいを無事ゲットしましたが、なにぶん布です。

ただの布です。

このままではかわいいを堪能できません。

加工する必要があるわけなのですが、なにぶんK子さんたいへん不器用。
たいへんな問題が立ちはだかってしまいました。当初クッションカバーなど作ろうと思っていたのですが、このかわいい布を見つめていると、着道楽のK子さんとしてはやはり何かしら身につけたいと思うのが人情。
が、一般的にはこういった布は服には仕立てないものなんだそうな。

keddy-taiwan.com

と言うことはあまりスタンダードなお仕立てはいろいろなシチュエーションを考えると望ましくないと思われる。若くないしな!それに自分では絶対できんしな〜。
なので、絶対わざとやってる感のある何かのほうがいいんだよね。
で自分にできそうなリメイクかつとことんカジュアル路線で考えたのがこちら。

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安直。

結構いいんでない???とか思ってたんですけど、実現させようと実際にTシャツなんか見ながらしげしげと考えると、

相当デカい変な形の布が必要

なんですよね。そんなデカい変な形に布取るって相当ロスが出るんですよね。
それは勿体ないな……と言うことで結構本格的に行き詰まってしまったのです。

つづきはこちら

typekk.hatenablog.jp

 

今日の在宅勤務飯:1月28日(木)とスペインの写真少し+2021年ダイエット記録

今日の在宅勤務飯

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手がこんでそうですが……

・オカンが一昨日作ったシチューの残り
・生ハムとベビーリーフのサラダ
・デニッシュパン

とっても手抜き!

ほぼ並べただけ食事です。

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シチュー二人前くらいあった

ビーリーフは昨日味噌汁に入れた残り。

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彩り

こういうの切ってあるし日持ちしないかな?と最初思ってたのですが、割と3日4日は余裕でいけることを最近学習しました。でも順番的には新しいうちに生で食べた方がよかったね。
生ハムは小分け×3パックのやつが便利です。

デニッシュ食パンは相変わらずホットサンドメーカーで焼いています。

さっくりもちもちに焼けてひとりぶん焼くならトースターよりいいですね……!

今日はオカンが同僚から唐突に「K子ちゃんママ、スペイン、南の方行ったことあるんよね……?」と結構前(行ったの2014年)のことを持ち出され、なんでや?と思ったら、その同僚、韓国ドラマ好きでドラマに南スペインが出てきたので「いいな〜!」と言うことだったそうで。
それまでたいして興味のなかった土地が、いわゆる聖地になることで興味の対象になるの面白いですね。創作物の影響は大きい。
なので写真見せてあげなよって、ドラマに出てきた場所(「アルハンブラ宮殿の思い出」と言う作品ではと当たりをつけネットで調べて見繕った)の写真をいくらか送ったのですが、そうして見返しているとですね……

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グラナダの思い出

スペイン行きてええええええ

ってちょっと狂おしい気持ちになってしまったデスよ……。わたしは軟派でミーハーな旅人なので「観光地とか行かずに街を歩くのがいいんですよね」とか言うこともなく遺跡やお城大好き!(勿論街歩きも好き)なのですが、こういうとき眺めてしみじみと狂おしい気分になるのは、何気ない通りの写真だったりするし、ふっと自分がそこにいたときの空気感ごとリアルに思い出すと言うか反芻するのも何気ない街角に立っていた瞬間だったりするんですよね。
その体感がリアルであればあるほど、今は行けないんだなあということをしみじみ感じます。

イヤ今も行ける場所もあるんでしょう。でも今行ってもその場所には以前の空気はもうないんですよね。そういうときに行ってもなあ……と言うかまあ最大限自分勝手になったとしても実際行けないんですけどね。仕事してるからね。
でもわたしが今望むのは、わたしひとりが海外旅行できるようになればいいって言うことではなく、できるだけ、以前のお金さえ出せば

誰でも海外旅行に自由に行けたあの空気感

なんですよね。差別や偏見の点では10年分くらいは少なく見積もっても退行してしまいそうな感じなのがすごく心配。どうなるのかな〜。

…………まっ、心配してもしゃーない。

本日のダイエット記録

体重:+0.8kg(対1/19比)

体脂肪率:▲1.3%(対1/19比)

運動:自転車30分×2セット、5分くらいの筋トレ×2セット

その他:減肥茶1Lくらい飲んだ、運動後に推奨量1/2のプロテインwith豆乳×1

増えすぎやん!!!

どうやら風呂上がりに測るせいで、

夜測る→晩飯後
朝測る→最後の食事から長い

と言うことでこの時点で差が1~0.8kgくらいある模様。

1kgも食物食ってないんですが。

今日は夜測って、スタート時は朝測りました。まあこのへんの前後も含めながら数字を見ていかんといかんですね。つまりまだ殆ど減ってね〜!
でも最初はちょっと後に響くので15-20分1セットの2回とかで運動してたのが、30分1セットで余裕になったので、まあ動かしやすい身体にはなってきたかと思います。

わたしのダイエットを支えるイケてるメンバーたちです!!!

旅のお土産じまんNo.3:香港で買った客家の花布で……①

わたしが香港のウエスタンマーケットの生地屋さんですてきな客家の花布を買い求めたのは2017年9月24日のことでした。もう3年半経ってるとか怖ッ!!!
今日はそのことについて書き残しておこうかと思います。何故今更なのかも分かります。

1.花布を買いたい!

二度目の香港ということでちょっと余裕かまして(って前に行ってから5年経ってたけども!)、食事やお買い物とブラブラ歩きをメインに滞在したのでした。
そしてお買い物もいくつか目的があったのですが、

生地屋さんですてきな花布を買う!

と言うのもそのうちのひとつ。
花布と言うと台湾の方が有名ですが、客家花布とも呼ばれ客家の伝統文化と思われるので(なんか今ググったらそうでねえと言う話もあったりはっきりしないのでリンク紹介は避けます)、同じく客家のかたもいらっしゃる香港でも買えるんでは?と思ったらやっぱり買えるようでした。

初めて香港に行ったときに、香港の客家集落のひとつ、錦田吉慶園を訪れています。香港に残る客家の集落の中でも数少ない城壁の残るところで是非行きたいなと。地球の歩き方をパラパラやっててたまたま見つけて行きたってなったので歩き方さまさま。

香港旅行ブログの錦田吉慶園へ向かうあたり。

typekk.hatenablog.com

無駄に長いので錦田吉慶園だけ見せろよ!と言う場合はこちらをどうぞ。
写真をサムネイル表示にしているあたりにそもこのブログ自体の古さを感じる……。クリックしたらそこそこは大きくなりますよ。(今も割とエコノミーな画像サイズにしてますけどね。もうちょっと鮮明な方がいい……?と思いつつ。)

typekk.hatenablog.com

ちらっと今自分で読み返しましたが、この頃(2012年)まだ紙の地図持って歩いてたんですね。今となっては懐かしい……。しかも歩き方の地図とかコピってるから見切れてる場所で道に迷ったりしているw

2.花布を探して

ま、で話が逸れましたが花布を買おうってことで。到着初日の9月22日にまずは深水埗の問屋街を訪れてみたのですが……

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なさそう

具体的にお店のアタリをつけていたわけではなかったこともあってうまく見つけられませんでした。時間遅かった(午後)のもある……。
なんか安くてお買い得だけどそれなり品質〜みたいなお店しか見つけられず。

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ネコチャン。

収穫は可愛いネコチャンだけでした。でも深水埗はじめてきたので楽しかったです。
(無意味に電気街なども歩き回ったやつ。)

3.花布をゲット

と言うことで二日後の9月24日にあらためて……

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西港城

エスタンマーケットにやってきました。
ここの上階に生地屋さんが集まっていると見かけましたので。建物的にも好きなやつ〜!
中のお店はちょっと渋すぎてあまり一般受けはしないと思いますが、マンゴースイーツのお店などはあり生地買った後でお茶しました。

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リアルテイストなおつきさま。

中秋節が近かったのでグランドフロアの飾りがきれいでした。
生地屋さんのあるフロアは予想通り人気がなくかなり見づらかったのですが、唯一お店の方が見えるところにいたこちらのお店でたまたま表側に花布発見!

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比較的とっつきやすかったお店

表にあるものから物色してコレを2ヤードいや3ヤードどうしようかな……そう、

ヤードなんだよヤード!販売単位が!!

ヤード・ポンド法め……!!分かりづらい!!!
と買う長さで迷ってウダウダしていたら御店主に声をかけられる。

どのくらい欲しいの?2ヤード?3ヤード?迷ってる?
(徐に店内に手招きして別の商品を見せる)
この布は半端な長さしか残っていないので安くしている、今見ているものはフラワーとバタフライしかないでしょ?こっちはフラワーとバタフライだけじゃなくてフェニックスとピーコックもあるから縁起が良いしこっちにしなよ!

なんか半端布をうまいこと買わせたろう感もなくはないですが、確かに値札は今見ている布より高いがまけてくれている……それに確かに鳥さんもカワイイなと言うことで、勧められた布にしました。長さは3ヤードに少し足らないくらい。
当時はまだそこまで花や蝶以外の具象モチーフ今ほど好きではなかったのですが、今ではすっかり草花鳥動物魚虫なんでも大好きになってしまったので、このときの自分ナイス判断です。

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シルクもたくさん

で、念願の花布を(たぶん)お得にゲットしてほくほくとウエスタンマーケットを(マンゴースイーツ食べてから)後にしたのですが、今思えばシルクの布なんかも見てみたらよかったな……!

ちょっと長くなったので三回に分けようと思います。

つづきはこちら

typekk.hatenablog.jp

トルコでキリムを買った話(後編)

トルコでキリムを買った話、後編です。前回はこちら。

typekk.hatenablog.jp

こうして購入に至ったキリムですが、なんと実にそれから1年と約半年の間、飾られることなく椅子の背掛けとして利用されていました。

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380USDで購入したキリム

じゃあ飾っていたと言えば飾っていたのでは?とも言えますが、壁にかけたいがどうするかと思い悩みしかし割と場所を取るためしまっておく場所も思いつかずやっつけで椅子の背に掛けていたのです。今回は無事壁に飾られるところまでの話。

1.1年半経った理由

悩んだんですよ。どうやって壁にかけるか。
キリムは織物なのでまずキリム自体にあまり負担がかかると傷んでしまいます。
そして壁の問題もある。壁を傷つける傷付けない以前にうち石膏ボードなんで。普通にあまり重いものをかけることができません。つまり、

キリムにも壁にも負担をかけない方法

を考えなければいけません。
キリム側の負担のかかる場所を分散させつつ、石膏ボードでもしっかり留められる方法。
まあ現地なんかでは豪快に釘とかを直接壁にガンガン打ち込んだりするそうですが(複数打てば穴が広がることもない)、石膏ボードでやったら単に壁が破壊されるだけですから!

この方法を調べるのがダルくなってしまったんですね。加えて折角すてきキリムを買ったのに、

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元々の予定はココ。

ここに掛けても結構隠れちゃうな……。

と言うことでそもそもここでいいんか?と言うストップが自分の中でかかってしまったことも重なり、結構長いこと放ったらかしになってしまったのです。
が、今年コロナ野郎のせいで旅行ができなくなり必然的に時間ができ、部屋の模様替えだのなんだのいろいろしたんですよ。

その結果、新たな空き壁面ができました。

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しっかり空いている。

ピンクに塗りました。

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ピンク!

壁塗った経緯はtwitterでほぼ実況してました。
(気が向いたらこれもブログ書くかもだけど、ちょっと途中で衝撃の事件が起こってる。)

そんなワケで改めて真面目に壁にかける方法を調べます!

2.どうやって壁にかけるか?

石膏ボードなのでシンプルに壁に打ち付ける作戦は却下です。
石膏ボード用のフックなどを使う必要があるのでいかにフックを使ってキリムをかけるかと言うことになってきます。

調べると、ピクチャーレールを使う方法などは出てきました。

dingding.blog.shinobi.jp

見た目のスッキリ感はありますがやや投資が必要なのでうまくいかなかったときのダメージは大きくなってしまうのが難点。しかしコレ使えるのでは?
キリムに角材ないし棒をとりつけると言うアイデアはいただきです!

と言うわけで、材料を揃えてやってみることにしました。
しかし買った直後はいろいろ検索しても思いつかなかったことが時間が経つと意外と簡単に思いついちゃったりする不思議よ……。

3.キリムを壁にかける

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これからキリムに細工をします。

のれん棒をキリムの幅に合わせてカット。

角材や伸縮ポールなども見ましたが安価でちら見えしても雰囲気もよろしく比較的滑りにくそうだったのでのれん棒にしました。で、これをキリムにつけてくわけですが……

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簡単で丈夫

結束バンド、丈夫だし簡単に締まる。

が、目の詰んだわたしのキリムには使用できませんでした。

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やるしかない。

……お裁縫です。(苦虫を噛み潰したような顔で)

わたしの裁縫道具はとっても面倒なところに仕舞い込んで自分でも最後に開けたのいつか思い出せない始末なので、手頃な場所にある母のを借りてきました。
不器用&左利きなのに最初に習ったとき右利きと同じ方向で練習縫いしようとしたなどの事象が重なり、もうできることならなるべく針と糸を持たずに生きていきたいのですが、すてきなキリムライフを送るためには致し方ありません。(大袈裟)

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ちくちく留めるよ。

案の定、糸が滑ってつけにくい〜!

でもがんばってちくちくしました。で、壁にこいつをとりつけます。

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写真撮る前に開けちゃった。

石膏ボード用フック!

対荷重7kg×2なので余裕のはず!フック1つで紐を使って吊るす方法も考えたのですが、それだと紐の長さ分どうしても低い位置になってしまう。でもバランス的に結構高い位置から掛けたかったので、フック2本を壁に打ってフックにのれん棒を置くことにしたのです。

なるべく水平に2つのフックを取り付けるのが大変だったのと、本来の用途がフックのためのれん棒をうまくのっけるために若干フックを曲げないといけませんでした。
石膏ボード用ののれん受けとかあればよかったんだけどなかったんだよね〜。
のれん受け+石膏ボード用のピンと言う組み合わせも考えたんですが、のれん受けのねじ穴にピンがうまく合うかなんとも判断できなかったので、フックを曲げることにしたのでした。

結果は……

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無事かかりました!

実はフック打つ場所をちょっと勘違いしちゃってすごいギリギリのところでかかっている……ちょっとまたフック買い直してつけなおしたいとは思ってます。
石膏ボード用のフックはぬいても比較的穴が目立ちにくい(ちょっとダイナミックな画鋲程度)のも良いですね。

4.キリムのあるお部屋

ウフ、そんなワケで現在キリムのある暮らしを楽しんでいます!

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少し引きで。

今回の模様替えで大幅に手を入れた一角となったのですが、旅の思い出に全面的に包まれるゾーンになってほくほくしています。

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もっと引きで。

客観的にはスゲエ怪しい部屋なんですが。

その怪しいところも含めて好みなのでオッケー!もっとセンスの良い部屋や素敵な部屋は世の中にいっぱいあると思うんですが、

わたし好みなことにかけては宇宙一なので!

一応、壁塗ったこと以外も写真とか撮ってるのでそのうち気が向いたら書くかも知んないです。しかしコロナなかったらここまでやらんかったと思う……異国成分に飢えた執念の結果……。

5.キリムのモチーフを見てみよう!(後日追記予定)

さて、キリムのモチーフにはひとつひとつ意味があります。
絨毯博物館にとってもかわいくて分かりやすい解説がありました。

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解像度高めにしてますので拡大してみてください。

あとで自分のキリムの模様と見比べてみよ!と思って写真に撮ってたんですよね。
これだけだと分からないところも多かったので、他に以下のサイトも参考にしました。

参考サイト①

libero-rent.com

模様だけではなく歴史や地方による違い、素材や織り方、染料のことまで幅広く書かれていてとても参考になりますし、すごいボリューム!

参考サイト②

www.kilimsjapan.com

説明としては簡潔なのですが実際の模様と比較して分かりやすかったです。

この3つの解説をもとに自分のキリムのモチーフを読み解いていこうというわけです。
が、どーしてもひとつ分からない模様がひとつあり(推測で「……だと思う」と言うアタリすらつかない)でもまだ諦めたくないしでもすぐには分からなさそうなので取り敢えずここまで書きました!分かるか諦めるかしたら追記します!

トルコでキリムを買った話(中編)

はいちゃんと勢いで書き切りますよ、後編です!長くなったので中編にした!
前編はこちら。

typekk.hatenablog.jp

勿体ぶらず結論を言います。

どれでもないやつを買いました。

そのあたりの経緯や購入したキリムの現在の姿を見せびらかしご紹介したいと思います!

 1.意を決して絨毯屋を再訪

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今度はちゃんと写真を撮るがボケた。

と言うことで一晩考えて翌晩再度モチーフコレクションを訪れました。

当然、しっかりこちらを覚えているお店の人。
手際よく昨日最後まで候補に残った6枚を並べてくれました。

ちなみに、純粋に色柄が気に入ったのはコレ。

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エントリーNo.2のお祈りマット150USD/810TL

ですが今回の壁に飾る用途としては壁面に対してサイズが小さいのでやめました。
そこで最後まで残ったのが……

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エントリーNo.1、やや造りが大雑把なものの大きさ充分&色が好み250USD/1,350TL

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エントリーNo.3、①より小振りながら造りが細かくしっかりしてる200USD/1,080TL

このふたつ。オレンジっぽい黄色の色味が好きで、どちらも好きなんだけどこっちに決めた!って言う決め手には欠けて、現物をもう一度見てどちらにするか決めようと思ってたのですが……

やっぱり決められねええええええ!

2.買いました。

2枚のキリムを前に沈黙するわたし。おにいさんもそれをじっと見守る。
わたしの英語力の問題で繊細な会話はできないのが大きい。)

そして徐にゴソゴソと無言で別のものを広げるおにいさん。

えっ……コレすてきやん……?

ひとめで気にいるわたくし。
大きさもちょうど良い、造りもしっかりしてる、何より色味がとてもきれい。
なんつーかこう、うまく言えないけど今まで見たやつより一見地味っぽい落ち着いた色合いなのに発色が良いと言うか。
おにいさんは厳かに言いました。

YOUの予算はオーバーしてるんだけど

…………だろうと思いました!!!!!
僅かとは言えこれでも昨日からいろいろ見せていただいて、なんとなく少なくともこのお店での値付けの感覚は少し把握できていました。
それから言うとコレ良いけどお値段も良いんでしょう?って思いました。
果たしてぺろりと端をめくると400USDの値札がありました。

そうそう、言い忘れてたんですけどこのお店ぜんぶの商品に値札があって基本は定価販売なんですよ。値札見つけづらいし値札探していじくり回すのも品が良くないかなと思っておにいさんに尋ねてましたが値札があるんです。
そう言う意味でもとっつきのよいお店だと思います。

イヤうんでもちょっと予算出しただけでだいぶ変わりますねと言う感じ。
①のオレンジを引き合いに出して、

・鮮やかなのは化学染料も使ってるけどこれはぜんぶ天然の染料を使ってる
・(裏返して)織の密度が違う
・(端の房を見せて触るように促し)ウールだけでなくそのままの獣毛(山羊)も使っているのでしっかりしている
・程よい厚みと硬さで掛けてもいいし敷いても使える
・あといろんな種類の縁起モチーフ超てんこ盛り

と言うことを説明してくれました。
長く使うものだから用途が限られないほうがいいと思うし、高いけどその分の価値はあるしそしてモノの割にはお得だと思うし、でも予算はオーバーしてるし、こっちの2枚も決して悪いものじゃないからよく考えて選んで的なことを言われました。この値段でもなかなかお買い得なんだけど、二度も来てじっくり考えてくれたので380ドルにまけるよとも。

これね、初見で言われたらたぶん疑ったと思う。
予算以上のものを買わせるための方便じゃないかってね。
でも昨日、きちんとこちらにつきあっていろいろ商品出してくれて、今日来るかどうかもわからないのに検討のために商品の写真撮ったりするのにも嫌な顔せずつきあってくれて、急かさず無理に買わせようともしなかったのに、今晩ここに来たら昨日見た商品を別の場所に避けて取り置いてくれてた。信頼できるなと判断しました。

でもやっぱり高いし①も③も嫌いではないので悩んだんだけど、

仮に全部同じ値段だったらどれを選ぶ?

って考えたら迷いなく今新しく出してくれたやつだなって思って、今までの経験から絶対出せないお金ならともかく出せなくもない金額のために妥協したら後悔すると思ったので、

コレにします!

と言うことになりました。

関係ないけど、絨毯屋のおにいさんはわたしを実年齢より若く見積もったんじゃないかと思う。なので予算より高いものを見せるか見せないか悩んだんじゃないかな。
あんまりお金持ってそうに見えないほうが気楽に買い物できるところはあるなと思います。
(程度問題はあるけど。高級店で客扱いされないとかはもしあったら悲しいし。)

3.おまけの買い物とお勘定

あと絨毯屋来たらもうひとつ欲しいものがあったんです。

キリムのクッションカバー!

もしキリムがあんまりにも高かったり何か買わないと逃げられないとかになったら見せてくれって言う逃げ道のつもりでもありましたが(どんだけ絨毯屋を恐れていたの……)、どっちにしても欲しかったし大きな買い物を決めてほっとしながら、おにいさんにお土産にキリムのクッションカバーも欲しい旨を伝えると、ロフトみたいな2階に案内されました。

堆く積み上がるクッションカバー。

コレ全部クッションカバーですかい……決めるの難儀しそうだな……。
胸の高さくらいまでのクッションカバーの山が足の踏み場もないくらいあるんですよ。
自分で見て良いようだったので地層の側面から気になる色のものを引っ張り出すと、それを見たおにいさんが似たようなのを何枚も広げてくれると言う、絶対決められないじゃんコレタイムが始まりました。だいたいこの地層から目当てのものを引っ張り出してくるのがすごいよ。
絨毯屋さんって客の好みや予算に合わせて素早く的確な提案をしていく必要があるわけで、センスのいる仕事だなって思いました。

なんとか無限地獄からこの2枚をチョイスしました。

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秋冬用にしようと思ったので質感のゴツいものをチョイス。

たぶん両方ともお花系のモチーフだと思う。
クッションでワンポイントにするので派手っぽい色柄のにしました。
クッションカバーは1枚20ドル12.5ドル。表地がキリムや絨毯と同じで裏地は無地のキャンバスでしっかりしたファスナーがついていますが、多少品質にバラつきはあるのでファスナーの開け閉めも確認しながら選びました。
表地は最初からクッションカバーとして作ったのかな?と言う整ったきれいなものから微妙にバラついてたりほつれとかあるのまでさまざまでまあこのへんは好みかなと思います。

で、お会計タイム。基本は定価販売と口コミできいてはいたのですが、まあ駄目元でちょっとだけまかってくれない?ってきいてみました。
おにいさんはん〜って顔をしましたが、

そんなにまかれないけど、端数を切ってクッションカバーをもう1枚つけるよ

と言いました。じゃあそれでって言ったらおにいさんちゃっかりさっきわたしが迷ってたやつ持って降りてんじゃん!交渉してくるのを予想してたんですね!で、写真の1枚目と同じ布でちょっと柄の出方の違うものをいただきました。
違う柄にするとどれ手元に残すか迷いまくりそうだったし。

と言うことで、

キリム 400USD
クッションカバー 20USD12.5×3
合計 437.5USD

キリム 400USD
クッションカバー 20USD12.5USD×2
クッションカバー おまけ×1
値引き △5USD
合計 420USD

のお買い上げとなりました。
ちなみに値札はUSDでついてるんですが、決済するときはその日のレートでTLに換算してカード決済します。

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なのでUSDとTLを併記していた。

TL換算でいくらだったかちょっと残してないんですけど、昨日のメモからすると1USD=5.4TLくらいなので、2,268TLあたりですかね?日本円の請求額が48,543円でしたので、もしそうなら1TL=21.4円となり、当時の11月末頃のレートが22円弱くらいなのでおおよそ一致しますね。
なんでこんなめんどいことするんやろと思いつつ、なにぶん複雑な会話はできないのできけずにいたのですが、

kagoshima-kara-mile.com

こちらのブログで紹介されているのですが、

絨毯の正札はドルで記載されています。
(トルコリラの変動が激しいからとの事。ちなみに6年前は1TL=約37円、2019年12月は1TL=約19円)
その為、最終的な絨毯の値段はドルで決まりました。

なるほど、日々在庫が入れ替わる食品などと違い、昨日仕入れたものが売れるのは数年後かもしれない……となるとこうなるのかも。まああとは自国の通貨への信頼性の問題か。
対外価値で変動があっても国内の生活に影響がなければこんな対策は必要ないと思うんですよね。でも対外レートの変動とともに生活にかかるコストも変動しちゃう恐れがあるんでしょう。
このあたりミャンマーとかウズベキスタンでも感じたことですが、日々当たり前に受け入れていること(=この場合は日本円の信頼性)の中に他の国では当たり前ではないことがあるんだなあとつくづく実感します。安心して自国通貨で資産を持てるって便利なことですよ。

つまり(?)、いくらトルコリラが暴落しても絨毯やキリムはお得には買えないのでご注意ください、と言うことですね。ドルが下がったら狙い目!
絨毯屋以外ももしかしたら個人のお土産物屋とかはドルで値付けしてそうですね。

4.絨毯屋のおにいちゃんと晩飯を食った

そんなこんなでわたしも大満足して和やかに商談(大袈裟な)がまとまった後、おにいちゃんは言いました。

「もうじき店閉めるんだけど、晩飯御馳走するよ。どう?」

……どうしよう。

絨毯屋としてのおにいちゃんのことは信頼しました。が。

もう絨毯買ったしもう騙す要素ないよな?
(しかし前編で紹介した絨毯詐欺などもそうなんだけど、打算のない親切と見せかけて後々詐欺にかけると言うのは常套手段なのでなんとも言えないのだ……。)

そしておばはんとは言え異国の地で初対面の異性に誘われて飯を食うと言うのはなかなか緊張感があります。そうでなくてもそもそもコミュ障なので一般的に危険はなくても初対面の人と飯を食うのはなかなか体力がいるんです。

しかし実は昨日のレストラン(ホテルで勧めてもらった)が激しくハズレでもなかったんですがアタリって感じでもなくて、でもホテル付近割と似たようなツーリスティックなお店が多くてどこで晩飯食べるかは割と悩んでたんですよね。

ローカルについていけばうまいものが食えるのでは?

この一点の誘惑が大きく、キリムを購入した体験からの信頼もありおにいちゃんの申し出を受けることにしました。一度ホテルに買ったキリムを置きに行き、店が閉まる時間に店の前で待ち合わせる運びとなりました。

いざとなったら走って逃げれば良いし!

そんなワケで再度お店に集合。
おにいさんに案内されながらブラブラ歩いて、おいしいイスカンダルケバブが食べられると言うお店を目指します。そうなの!イスカンダルケバブ食べてみたかったの!くそうなんでツボを押さえてくるんだ!!15分くらいかかりました。

場所を聞かずに歩いていたので、結構かかるな……ほんとに大丈夫か……とか思ってたら、警戒心があらわになっていたようで3回くらい大丈夫だってとか言われました。明日仕事で出張するから朝から空港行くしほんと晩飯食うだけだからとかも言われた。どんだけ警戒してんだよ!
他人事だったらそこまで心配だったらやめろよって感じですね……我ながらウザい……。
あとは雑談などしながら歩きましたが、我ながら「毎日車で通勤してるけど、イスタンブールで運転するのはすごく難しそう」は近年稀に見る語数を喋ったと思います。

普段は三語文くらいが限界です。

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賑やかなテラス席

で、着いたお店はこんな感じでした。健全な雰囲気です(笑)!
地元の人が多くそれでいて清潔感もある。と言うかもちろん小汚いローカル食堂もいいんですが、地元の人が好むのは案外清潔でそこそこ小洒落たお店だったりとかありがち。
その上、給仕さんが渋みあふれるおじさまなのも好みです。
イスカンダルケバブでいい?スープいる?と言われたので、おまかせにしました。
飲み物はと言われたので、トルコ来てからお気に入りになったアイランをと伝えたらニッコリされました。異国の人が自分の国の食べ物気に入ってくれるとうれしいですよね。

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アイランがあわあわ

アイランめっちゃ泡立ってるw

レンズ豆のスープがめっちゃおいしいです。何のスープってきいたら、しばらく英語でなんて言うんだっけ?って考えてたんですが、あの……メガネの……みたいになって、レンズだ!ってなったりしました。

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でっかい!

そしてメインのイスカンダルケバブ

お肉たっぷり!ヨーグルトたっぷり!

なおお肉をはぐるとノンみたいな感じの平たいパンがたっぷり!さっきスープといっしょにでてきたパンも美味しくて少し食べちゃったわたし大ピンチ!
青い唐辛子みたいな野菜がいてビビリましたがそんなに辛くなかったです。
すっごい美味しくて途中案外完食できるのでは……?と言う希望がよぎりましたが、希望ははかなく打ち砕かれ、すみません腹いっぱいですと言う羽目になりました。
さも意外な顔をされたんですが、すみませんトルコでは女性もこのくらい余裕で食うんですか……?そこんとこどうなんですか……?

御馳走するとは言われていたものの、ほんとに支払わせるつもりはなかったので半分出すと申し出たのですが、イイヨイイヨと結局おごっていたたきました。2人分で100TL前後お支払いしていたと思うので、高くもないですがお安くもないお店って感じでした。

で、そのあともう少し散歩しようとか言われてガラタ橋のあたりで別れました。
ホテルまで送ると言われたんですが、すみません流石にもうそんなに疑ってはないですが(ちょっとは疑っとんのかい)、

コミュ障的に他人と過ごす時間の限界です。

あとやっぱなんか写真撮ったりとかしづらいし……?
その後、ブラブラ写真撮ったりしながらホテルに帰りました。

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わたし的にいちばん好きだった界隈

イスタンブール、夜も賑やかで楽しいね!
この建物の最上階あたりにボロ屋に住む謎の東洋人として存在してみたい。
(なんか下はお店だけど上は廃墟っぽいんだよなこの建物……。)

5.絨毯博物館へ行く

イスタンブールに絨毯博物館がある!と言うことに気付いて、初日に買ったミュージアムパスの対象外(ってもまあ入館料10TL)にも関わらず行く気満々でした。
特に何するか決めてない最終日、ホテルチェックアウト後にぶらりと訪問。

場所はこの辺り。

アヤソフィアにひっそりくっついている感じの場所です。
入り口とバナーフラッグがもう格好良くて高まる期待感。

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入る前からワックワク

で!もちろん!!中も激熱でした!!!

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大きな年代物の絨毯がずらり

時代や地方に分けてモチーフの解説などもあり大変勉強になりますが、なにぶん右から左なのは否めない。しかしそれでも目の前にある物のうつくしさはやはり身に染みる。

特に気に入ったのはコレ!

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やぎさん!

山羊モチーフ!
模様からして二つ折りにしてかけて使うタイプの絨毯ですね。鞍がわりとか。コレはでっかいから違うだろうけども。自分でもいつからかよう分からんのですが山羊すごい好きなんですけど、二年前には既に好きだったようですね。きっかけも時期もよく分からない……。
この前沖縄では山羊の皿を買ってめちゃくちゃ気に入っています。

typekk.hatenablog.jp

すごく、すごくよかった絨毯博物館。しかもオフシーズンと言うことを差し引いても人が少ないのでかなりゆっくり見られました。宮殿やモスクにあった大きな絨毯が展示されている部屋には椅子まであって座ってゆっくり眺め放題。
しかししみじみと、

買った後で見に来てよかったな……!

と思いました。ここに先に来てたらちょっと身の程に合わない高価なものを買い求めてしまった可能性があります。ちなみにとってもすてきな絨毯博物館ですが、図録はもちろんのこと絨毯をモチーフにしたクリアファイルや一筆箋などのすてきグッズが作り放題ってなもんですが、物販は一切ありませんでした⭐︎

作れよグッズ……!
(せめて図録だけでも)

おかげさまできれいに写真を撮るために三周しました。

6.これが買ったキリムです。

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ドヤアアアアア!

大きさは75cm*125cmほど。
わたしがかけたい壁にかけるのに程よい大きさですが、ベッドの脇とかこうやって机の上とかどこにでも使いやすい大きさです。色味が上品なのに良い発色なんですよ。
ひとめで気に入ってしまいました……!

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すてきなチャイグラスと

こうやってHafiz Mustafaで買ったすてきチャイグラスをのせても絵になると言うもの。

しかし実はこのキリム、ここから実際壁にかけられるのは1年半後となるのであった……!

つづきはこちら

typekk.hatenablog.jp

2020/11/5 一部訂正、価格が記憶と違ってたので修正。(合計のお支払いは変わらず。)

トルコでキリムを買った話(前編)

アゼルバイジャンはバクーの絨毯博物館の存在を今年初めくらいに知って行きてえええええってなってたのですが、こんなことになってしまってコロナ以前の問題となりもーもーもーってなってます。絨毯博物館行きたい!

なので、丁度一昨年の11月頃イスタンブールでキリム買った話と絨毯博物館行った話でも振り返って気を紛らわせようと思います。

 1.トルコに行くならキリムを買おうと思った

買おうと思いました。だって布、好きなんだも〜ん!
元々民族的なものや布が好きなことに加えて、旅先で買えば絶対愛着ある一生ものになるじゃないですか!と言うワケで、トルコには主にエフェソス目的で行くことにしていたのですが、
イスタンブールでキリム買う」が第二目標
になりました。イスタンブールはそりゃ産地ではないのですが、都会なので良いものが集まるわけですよやっぱり。なのでイスタンブール
同じ年にインドのカシミール行っててでもまったく買う気で見なかったの少し後悔してるのもあったんですけどね。宿の人の強い勧めで「見るだけな!!!!」って言って絨毯の工房も見学してるんですけど(絨毯屋の社長に織り方とか教えてもらって「彼女は買うより作り方に興味があるみたいだよハッハ」て言われるの巻)、作り方とかかる時間を見て聞いて(なおもはや値段はきいていないし過程を知ったら値切れないと思ったし)良い絨毯は買えないなと思ったので、今回も絨毯ではなくキリムを買おうと思いました。キリムだってらくらく作れるわけではないけど、絨毯に比べれば時間はかからない筈です。
まあそれに今犬飼ってるんで、良い絨毯敷いて粗相にピリピリしたくないじゃないですか。
なので取り敢えずは壁掛けによいキリムをひとつ見繕うことにしました。

せっかくなら自分のインスピレーションだけでなく、きちんとお店の人の意見もきこうと思って(それにたぶん山ほど在庫あるしある程度希望伝えて出してもらわないといけないし)、ここに飾るキリムが欲しいんですと説明するために写真も用意しました。

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こんな部屋のここに飾りたいです。

2.どこで買う?

が!!!!!!

イスタンブール×絨毯屋=詐欺

コレ旅行者なら誰でも知ってる公式ですよ!

勿論絨毯屋ぜんぶが詐欺のわけないんですけど、ほんとイスタンブールで絨毯屋って言ったらもう詐欺しか頭に思い浮かばないくらいなんですよ。たぶん現地の人だって(レストランやらホテルやらだって)調度品としてちょっといい絨毯やキリム買ったりするだろうから、普通のお店だって存在してると思うんですけど、そんな普通のお店でも旅行者相手だったらボッタクるかもしれないし、もう分かんないですよね。

そんなところに自ら足をつっこむわけで、下手したらカモネギです。

これは行きずりの店に入るのは危険すぎる。
それに高級すぎて買えなかったり、気に入る品がなかったり、お店の人のノリが合わなかったりしても、そんなにキリム見るだけに何日も費やすわけにもいかないので、これは下調べが必要だなと思いました。

なかなか詐欺とツアー以外で絨毯買ったひとの話に当たらなくて、結局英語のレビューも含めtripadviserやGoogle MAPの口コミなどを参考にした結果……

www.tripadvisor.jp

この良いものがある・ボラない・押し売らないとのレビューが並ぶ「モチーフクレクション」に狙いを定めました。トリップアドバイザーのイスタンブールのショッピングランキングで7位ですから!絨毯専門店ではぶっちぎりの1位ですから!!

絨毯屋なのに7位ですから!

……トルコの絨毯屋に不信感抱き過ぎ?

3.1回目の訪問

そうです。1回では買わないと最初に決めていました。
最初から「1回は見て、一晩考えて、翌日買う」と決めておくことで、自分にもセーブをかけようと言う作戦です。自らの焦りが敵となることも充分考えられます。そんなワケでイスタンブール入りした初日の夜にモチーフ・コレクションを訪れました。

緊張していたらしく店舗の外観を写真に撮ってません。

Google MAPの写真でも見てください。結構かわいらしい外観であまり威圧感がない。小さいと怪しい、大きいとなんか高級そうと言う不安感を絶妙に軽減してくれます。

最初モソモソと入口の小物など見ていたのですが意を決して、キリムが見たいです!と伝えます。絨毯屋ってものがものなので展示販売ってできなくて、店員さんに用途や好みや予算を伝えていろいろ出してもらうしかありません。コミュニケーション必須なのです。

コミュ障にはハードルの高い買い物なのです。

なので、結果買わないことはあっても冷やかしはできないお店でもあろうと思います。お店の人にもそれなりに手をかけさせるしね……。

壁にかけるキリムが欲しいと伝え、事前に用意してきた写真も見せました。

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ここに飾りたいです。

壁がピンクと言うのは合わせとしてもわたしの好みを知ってもらうにも重要な情報だと思いましたし、洋服では一般的でないけど着物では一般的な色合わせがあるようにトルコ的な感覚?みたいなものもあるかもしれないし。そしていちばん大事な予算も伝えました。

今回のご予算はどどんと(?)300ドルです。

絨毯屋としては大きい商売ではないと思いますがわたし的には結構な大金ですとも。
合点承知した絨毯屋のおにいちゃん、そっからはどんどん商品を広げていきます。
だいたい同時に3~4枚広げて、そうすると中でも気に入りそうなものに手が伸びるじゃないですか。したらその傾向を見て更に3~4枚出して……とこっちの様子を見ながらどんどん好みに寄せてくるんですよ。すごい。

あと無限に出てきます。

すごい。

決められないよ。

決められないですがある程度はしぼっていく必要があるので、ある程度のところから数を減らす作業に入ります。似たようなものの中から1枚に絞り、系統が違うけど気になるものと言う感じにしぼっていきます。なおそんなに喋ってないけどおにいちゃんがなんとなく察してしまったりまた広げたりしてくれるので、ほんと絨毯屋のおにいちゃんはすごいと思いました。

その結果、最終候補メンバーが決まりました。

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①壁がピンクだから黄色合うと思うとお勧めされたもの

分かりやすくわたしも好きそうなパッキリしたきれい色。いいですね。

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②ピンクが少し入って馴染むと思うとお勧めされたもの

ちょっと落ち着きがありながらもピンク・茶色・グリーン系と言う色合わせが愛らしい。そして、お祈りマット(礼拝のときに敷いて使用するもの)なのもなんだかちょっとそそられる。

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③たぶんわたしがさっきの気に入ってたので出してくれたやつ。

さっきのような茶系の入ったものをいくらか見ていたので出してくれたもの。
赤が印象強いけどオレンジとグリーンが入ってるからピンクの壁にも合うと思うって言われてそうだね〜、茶色でちょっとしまるし赤も好きな色なんだよね〜かわいい〜ってなりました。

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④赤系ならこちらも?

そして少し落ち着いた色合いの赤系も。こちらもグリーンが入っているのでピンク壁にもマッチすると思われる。ちょっと落ち着きあるのも良いな……。これもお祈りマット。

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⑤更に渋い感じ

これはたぶん仮に自分だけで見れたとしたらじっくり見ようとは思わなかったと思う。
出されてよくよく見てたらアリなんでは……?と言うかカワイイ!ってなったので、店員さんとお話ししながら買うのもよいものです。(まだ買ってないけど。)
他が落ち着いているので黄色が際立ちます。あとグリーンの色味がミントっぽい。

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⑥斜めのしましま

これも出してもらって眺めてたらじわじわ良いのでは?と思えてきたやつ。
縁の模様がハートっぽい。斜め模様はアレですラーメン鉢の縁のやつ……!

そして勿論お値段も確認しました!

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はうまっち?

きちんと予算内のものを出してくれています。
値段の違いはなんとなくモノを見たら理解できました。単純に大きさの大小もあるし、大きさが同じくらいなら織りの細かさが違ったり、糸の太さが違うなと。あとは厚みと言うかしっかりさと言うかですね。糸が太くて粗いほうが厚みはあるのにペラペラしちゃうんですね。
品質の良いものには良い材料を使うのがバランスというものなのか、織りの細かいものの方が手触りも良かったし、色味も一見地味なんだけど繊細な感じで良いものが多かったです。
例えば①のオレンジのは大きいので高いのですが結構ペラペラしてて、③は①よりは小振りなんだけどみっちりしててしっかりしてました。
みっちりしっかりしてて①くらい大きさあると良いんだけど、たぶんわたしの予算の限界がここあたりなんじゃね?って感じ。まあ壁掛けが目的だから……。
なので、大きさ優先&やや小ぶりだけど品質優先の両面から選んでくれた感じがします。
でわたしが結局品質優先方面に走ったので(色柄もそちらのがよかった)、大きくてお手頃なのは①しか残らなかったのです。

基本予算内(もしくはちょいオーバー)くらいのを出してくれてるだろうと思ったので、ある程度数を絞るまでは値段は確認してなかったのですが、きちんと予算に収まるものだけを見せてくれていました。
予算オーバーのものでも見せたら買うかも?とか言う色気がなくて信頼できる対応です。
その上、一晩考えたい旨を伝えて、検討のために写真を撮らせて欲しいと伝えるとこころよく写真を撮りやすいように1枚ずつ広げ直してくれました。そして写真とメモを見せながら価格に間違いのないことも確認、そういうのにも嫌な顔せず付き合ってくれました。

ゆっくり選ばせてくれる店、最高!

フレンドとかスペシャルプライスとかって購入を急かしてくるパターンも想定していたので、ほんとうにうれしかったです。だいたい購入を急かされて買うと後でやはりぼったくられたのでは……?などとモヤモヤしてしまいがちなんですよね。

交渉の発生する買い物、すごく苦手だったんですけど、簡単なこと、嫌だと思ったらやめる、それがなかなかできてなかった。この「嫌だと思ったらやめる」を商品と価格のバランスのところだけで見極めようとしてたから難しかったんだなと。そんなもん(適正価格)正直分かるわきゃないので、要は売り手を信頼できるかどうかなんだなと。
だから相手の態度が嫌だな合わないなと思ったらやめればいいんだなと思いました。
2016年にウズベキスタン行ったあたりで、値切ったけどモヤる買い物と値切ってないのにそうでもない買い物と経験して、少し分かりかけていたことがようやく腑に落ちたのでした。

と言うことで、おにいちゃんに明日の営業時間を確認して店を後にしました。

ちなみに途中でそこらにぽいって置かれてたちっちゃい絨毯(手触りからしてシルク)を眺めてたら何枚か見せるだけ見せてくれたんだけど、40cm四方くらいので10万くらいしました。ヒエッ!ってなるけど、いつまでも触っていたい手触りに布とは思えないほどの光沢、見る角度を変えれば色味が鮮やかに変化し……とそれだけのお品なんだなと思いました。
仮にもし絨毯を買うことがあったとしてもウールしか買えねえ……。

4.おまけ

その後、レストランで晩飯食べた後、チャイ(無料)飲みながらこの写真をじっくり見てたら、頼んでないオレンジティー(有料)が出てきたんですよ。

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たのんでない。

店員さん「サービスだよ!」

どうも……とやや不安感を覚えながら既に出てきたものなので手をつけたら案の定、店員のおにいちゃんがやってきて、何見てるの?絨毯屋行ったの?そっか〜俺はこれがいいと思うけど……

よかったら知り合いの絨毯屋も今から見に行かない?

ハイ来たァァァァァァァァ!

駄目なやつ!コレたぶん行ったら駄目なやつ!!
イヤ分かんないけどね知り合いの絨毯屋意外といいやつかもしんないけどねハイリスク過ぎでしょ!!!しかも今何時だよ!?(22時回ってる)

ここで買う約束してるから(してない、買うなら明日も来るって言っただけ)って丁重にお断りして、ホテルでベッドに入った後も写真を眺めながらうんうん悩んだのでした。

ちなみにおまけのおまけだけど、絨毯詐欺パターンもいろいろあって、

おそらく適正価格の買い物なんだけど別に欲しくないのに買わされちゃったパターン

note.com

ゴリゴリの詐欺ではないかと思われるパターン
(プレゼントされた絨毯の送料として高額な支払いをさせられている)

jp.itokin.co

※絨毯が届くか届かないか届いた絨毯の品質、買ったか貰ったかなどいろいろ派生はあり

まあ検索すると枚挙にいとまがないし、割とこなれたひとがひっかかってる印象なのインドのパハールガンジの詐欺にも似ているなあと思いました。
何にせよ、イスタンブール(特にスルタン・アフメド広場付近)で日本語で話しかけてくるやつは全員無視したほうが安全だと思う……。(めっちゃいるけど。)

つづきはこちら

typekk.hatenablog.jp

世界で呑んだくれ〜ブンタウ、シーサイドバーは作れる

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フーダと言うベトナム中部のビールらしいです。

ここはブンタウと言うベトナムのリゾート地。と言ってもホーチミンにお住いの皆様が週末に訪れるような気軽なリゾート地で、大型のリゾートホテルはいくらかあるものの、いかにもリゾート感のある高級なヴィラだの何だのはありません。
わたしも安くてお手軽なホテル(シャワー付き個室で1泊1,000円ちょい!)に泊まって海辺の街歩きやら飲み食いやらをだらだら楽しみました。
前夜に通りかかった西向きのフロントビーチ、海水浴には向きませんが漁船が並ぶ浜辺はきっとここでのサンセットは素晴らしかろう、そしてそれを眺めながら冷たいビールで飲めばもっと素晴らしかろうとわくわくしながらやってきたのですが

……手頃なバーやレストランがな〜い!

ビーチは道路から防風林と公園を挟んだ向こう側なので道沿いのバーやレストランからはサンセットが見られないんですね。公園を離れると「漁船が並ぶ」浜辺ではなくなってしまう。
こうなったら……

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コンビニで買った。

ないなら作ればいいじゃない!!!

と言うわけでシーサイドに臨時バー、開店です。(無理矢理)
コンビニで買った見たことない缶ビールは後で調べたらベトナム中部のビールらしいです。結構好きな味だった。あとつまみに適当なものがなくベトナムまで来てさけるチーズ買いました。
さけるチーズ初体験でした。えっ、何これうっま……!
以降、日本に帰ってからもちょくちょく買うようになりました、さけるチーズ。

肝心のサンセットはやや曇り気味だったものの……

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残念ながら曇り空

期待通りの良い雰囲気を楽しめました。
旅行者のわたしが缶ビール片手にフラフラする中、漁船のハンモックでやすんでいるおじさんなんかもいて、わたしの非日常とおじさんの日常が同じ空間にあることを考えたりしながら、ゆったりと時間を過ごすことができたのでした。

(2019年10月25日)

場所

 ブンタウは太平洋に面したベトナムのリゾート地では珍しくサンセットが見られます。と言うのも半島になってるからなんですね。海水浴(とサンライズ)ならバックビーチ、こちらのフロントビーチは漁港にもなっていて多くの漁船が並んでいます。
公園があったり、付近はちょっとした繁華街になっているのでサンセット鑑賞後にご飯を食べる場所にも困りません。
ブンタウはリゾート地と言ってもローカル向けのユルいご当地感に溢れたリゾート地で、どちらかと言うと温泉街的な雰囲気に近いかも。わたしはそれがなかなかよかったので、のんびりしに行くには良い場所だなと思いました。

行き方

日本からホーチミン

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ホーチミン到着は午前五時台

絶賛JGC修行の旅なのでJALベトナムへ飛びました。
しかも時間の惜しい社畜トラベラーなので、退勤後即空港、松山〜羽田〜ホーチミン、あ〜らなんと退勤後翌朝にはベトナムですよ?コース。
ホーチミンまでは待ち時間合わせて約12時間。

やっぱ改めて言うと地方から海外は遠い。

ホーチミンからブンタウ 

さてホーチミンからブンタウはバスで3~4時間ほどらしい。
問題なのはどこからそのバスに乗れるかなのです。空港から直接ブンタウに向かうバスがあるらし……イヤやっぱな……ある……イヤ予約制なん……?えっでも電話予約オンリー?普通にバス乗り場がある……?価格が不明?ぼったくられた??

結局どないやねん!!!!

と言う状況でした。
朝五時に着くしバスが無かったら無かったで夜までにブンタウ行きゃいいんだからなんとかなるでしょまあそんなにかかったら半端に5時間しかないナイトフライトで体力を失った中年は着く頃には身も心もボロボロだろうがな!!と言う心意気で取り敢えずホーチミンにやってきた次第。

とりあえず到着後は空港の駐車場の中にちょっとしたバスターミナルがあるときいていたのでそこに向かってみました。

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分かりやすくブンタウ行き

……あっさりあったやん。

次にここでかまされるのはおおよそカウンターに人来ない事件なのですが、しばらくすると制服っぽいポロシャツ(なんと言う安心感)を着たおねえさんが現れここで待てと言われる。 ええ、そこから先の展開は読めますね?

……いつまで待つのかよくわからない事件です。

なおお金を払っていないしチケットももらっていないのでなお不安です。他にも何人か待っている人がいるのだけが救いです。この時点で7時前。

やがて思いの外はやく7時過ぎにおねえさんに手招きされ、他の乗客と連れ立って少し離れた場所へ誘導されました。

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バス来た〜!

バス来てる!しかもなんかVIPな感じ!!

ホーチミンからブンタウへ行くバスは、乗った人の話などをみているとお値段も40,000VND〜100,000VNDまで様々で、お値段だけでなく車両も普通の路線バスみたいなのから観光バスのようなもの、普通のバンからVIP仕様なバンまで様々でした。
バンタイプは割高だが個別にホテルまで送ってくれることが多いようです。
わたしの乗るバスは80,000VNDでVIPな中型バスのようです。

さあしかしまだまだ油断できません。なにせ出発時間が分からないのですから。
待てど暮らせど出発しないので途中で窓からトイレを発見しトイレに行くことにしたのですが、なにせ出発時間が分からないのでそこらで駄弁っている運転手と思しき男性に「トイレ行くだけだから!」とアピールしてトイレにかけこみまた急いで戻ってきました。

笑うなよ!いつ出発するか分からないんだから!!

果たしてバスが出発したのは約1時間半後の9時前でした。
バスが走り出したところで料金徴収。ここでぼったくられたと言う話も聞いていたので身構えていたのですが、最初に聞いた通りの80,000VNDの支払いでした。バスが立派な割にチケットも何もないのが一抹の不安を誘いますが、まあこれで払うもん払ったので多少堂々とできます。

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途中で休憩したドライブイン

10時過ぎにトイレ休憩を挟みブンタウのどっかの建物の前(たぶんこのバス会社の事務所)で降ろされたのが12時前、そこで地元民らしき人は三々五々となりましたが、わたし含め空港から乗った荷物の多い観光客はホテルの場所を尋ねられ、乗用車数台に振り分けられ、追加料金なしでホテルの前まで送ってもらえました。

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南国っぽいお花がたくさんでした。

ちなみにホーチミン~ブンタウはバスに比べると割高なのですが高速艇もありますので、旅情を感じたい方はこちらもおすすめ。わたしはブンタウの後、ホーチミンにも1泊したので帰りは高速艇を使いました。またその話もいずれ……。

日本(愛媛)から約22時間、ベトナムの海辺のビールでした。

世界で呑んだくれ〜パーイ、露天風呂+酒は安定の満足

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お見苦しいものが映っておりますがご容赦ください

2019年JGC修行、解脱の旅をどこにするかずいぶん悩んで決めたチェンマイ・パーイの旅。

かけながしの露天風呂で冷たいビールの缶

を握りしめ、大正解の選択だったと噛みしめるわたくしです。
温泉水を引いている水道の栓をひねると、瞬間硫黄臭がたちこめ40度前後の日本人も納得のしっかりあたたかいお湯がなみなみと溢れ出した瞬間にもう正解を感じてはいたのですが、そこに改めて冷たいチャンビールが加わればもう天国です。涅槃が来ます。ありがたや。
お湯の質も良いしもう何も言うことはない。

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青々とした田んぼ

しかも目の前はこの景色!(ただし目の前の道を普通にバイクとか通りますがw)
そしてこの温泉は泊まったコテージについている専用風呂なので、宿泊中いつでも入り放題!朝に夜に思う存分入りました。

……朝風呂以外はぜんぶビールを持って。

温泉に浸かりながらビールでフワフワした頭で来てよかったなあとしみじみ思いました。

(2019年11月15日)

場所

Kalm Pai、一部客室は源泉掛け流しの温泉付きコテージです。
建物の清潔感とか温泉以外の水回りの設備はややボロですが、ロケーションと温泉と安さ(露天風呂付き客室2人2泊朝食付きで12,000円)ですべて許せます。

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そんなに広くないが横にシーティングスペースもあって充分。

リゾートの敷地が広くて朝散歩したらパーイ川っぺりまで続いてました。
ハンモックのある東屋とかもありましたが朝露でしっとりしていて使えなかった……。

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残念ながらメモリアルブリッジは見えない

行き方

日本からチェンマイ

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国内線はバンコクエアウェイズ(ごはんがおいしいので好き)

バンコクから国内線でまずはチェンマイまで。
わたしの場合は、JALで通しで松山〜伊丹/関空バンコクチェンマイと取りました。
乗り継ぎ含めてここまで14時間。

あれ……タイってもっとこう……近くないですか……?

バンコクチェンマイ間はバンコクエアウェイズ(コードシェアではなくただJALで取ったと言うだけ)ですが、マイルもFOPもつきます。
バンコクエアウェイズの軽食サンドイッチはたいへん美味なのでとてもよいです。

なお、バンコクでは一部観光地の国内線乗り継ぎがすごい利便性が高い方に特殊なので、その件については気が向いたらまた書きたいです。

時間のある方はバンコクから寝台列車というのも夢がある。(夜行バスもあります。)
わたしは時間があったら、バンコクから国内線でチェンマイへ飛んで、チェンマイから寝台列車でアユタヤまで戻ってアユタヤ観光してからバンコク戻るっていうのをやりたかったです。

でもまあそんなに時間ないんですけどね〜!

チェンマイからパーイへ

さて、パーイはチェンマイよりも更に北、ミャンマーとの国境に近づきます。
空港からGrabでバスターミナルへ。

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そこそこ大きくて売店とかもあるチェンマイバスターミナル2

チェンマイには郊外にバスターミナルが3つほどあるようで、パーイ行きはバスターミナル2もしくはChiang Mai Arcade 2と言うと通じる場所。

 地図でBus terminalと検索してもヒットしないのが曲者。
しかもパーイ行きのチケットは大きい建物の中ではなく、ターミナルの外の別の小屋みたいなところで買います。片道150バーツ。

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意外とちゃんとしてるチケット

1時間に1本くらいはあるのでまあ予約しなくてもイケそうだけれども、人が多いと乗りそびれることもあるそうな。でもネット予約とかしていないのでどのみち行くしかない。
帰りのチケットも予約しておきました。予約システムがあってパソコンで管理しててチケットは記名式で座席指定もある。すごい。

それでなんでネット予約できないんだ。

10:30のバスで出発します。バスはバンタイプ。

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途中のドライブインで1回休憩

途中のドライブインで1回休憩を挟みます。カットフルーツとか魚のすり身を揚げた軽食とかが買い食いできます。結構美味しい。
ちなみにチェンマイ〜パーイ間はグネッグネの山道で多くの旅人をうちのめしてきた

ゲ●ロードらしい

のですが……わたしも母もまったく平気でした。
まあ結構グネグネだけどぜんぜん想定範囲かな〜と言う感じだったのは、

我々が四国民だからなのでしょうか……。

念のため言うときますと、四国の道流石にあそこまでグネグネはしてないですからね、でも四国民的にちょっとかなりグネグネしてるらしいって言われたら充分想定範囲だったしって言う!
何に必死なんだ。
ホテルに近いパーイ中心部手前のメモリアルブリッジ脇でおろしてもらったのが13:30。
スーツケースをゴロゴロ押して数分で温泉コテージに到着できました。

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観光客相手にもぼったくらない田舎の雑貨店

その後、すぐに近くの雑貨屋でビールとお菓子を仕入れて温泉で優勝した次第です。
日本(愛媛)から約20時間、タイの温泉でのビールでした。

世界で呑んだくれ〜マルタ、絶壁に映る夕陽

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銘柄不明の生ビール

マルタのゴゾ島、海を見下ろすおしゃれなレストランバーでお高い生ビールをいただきました。
冬の海に沈む夕陽を眺め、冷え切った身体に染み渡る一杯。
ディナーにはやや早い店内にはまだわたしひとりだけ。

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はるばる来た甲斐あった

思いつきでサンセットが見られるのでは?とヴィクトリアでバスに乗りセレンディを目指したのですが、高台から海へ下る道へバスが差し掛かったとき、薔薇色に染まる断崖絶壁が目に入り息を飲みました。
レストランバーが開いたのは日が沈んだ後でしたが、こんな景色を思う存分眺めた後。その余韻に身を委ねるすてきな時間となりました。
(2020年2月14日)

場所

行き方

日本からマルタへ

直行便はないので中東かイタリアなど欧州経由が一般的。わたしは安定のカタール航空を利用。
ドーハ〜マルタは毎日運行ではないので、マルタ便のない日はローマを経由する。

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お久しぶりだったハマド国際空港はなんかさらに巨大になっていた。

わたしは松山〜羽田〜ドーハ〜マルタで乗り継ぎを含め約24時間。

……言ってて気が遠くなりました。

マルタ国際空港からゴゾ島へ

路線バスでゴゾ島へ向かうフェリーの港を目指します。
わたしはマルタ到着日に空港からそのまま向かいました。空港でツーリスト用カードや回数カードなどが購入できるので、旅行者でもバスは利用しやすいです。

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インフォメーションで路線図ももらえますが、事前にwebでめっちゃ調べられる。

空港から港はX1のバスで1時間に1本くらい、港までは1時間ちょいでした。
しかしこのときは知る由もなかったのですが、時刻表にあるバスが来ないと言うことが二度あったのであまり信頼はできない面もあります。

www.publictransport.com.mt

ですが、一応参考にはなると思います。路線図が地図上で確認できるのはよい。
ただスーツケース持って急勾配&急カーブの続くバスに立ち乗りはなかなかしんどかったです。既にフライトでだいぶ体力取られてたせいもあると思いますが。
バスは1回冬季1.5ユーロ・夏季2ユーロ、一部の夜便などは3ユーロです。渋滞があり車に乗る人が多いようですが、バスの乗車率もまあまあ高い印象でした。

マルタ島からゴゾ島

マルタ島からゴゾ島へはフェリーで。実質15分ほどの船旅ですがお船はいいですね。

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実はこれは帰りに撮った。

どうせゴゾへ行ったら戻ってくるよねってことで、行きはチケットを買わずに乗船、帰りに往復分の料金を払う仕組みになっています。合理的。料金はおひとり4.65ユーロ。
こちらもスケジュールなど詳細がwebで確認できるようになっている他、明らかに旅行者であるわたしがウロウロしているとみんながあっちだこっちだと案内してくれるので何も困らなかったよ!

www.gozochannel.com

港〜ヴィクトリア〜セレンディ

ゴゾ島のバス路線はごく一部を除きすべて中心部であるヴィクトリア発着なので、港からヴィクトリアへ(幾つか経由点の異なるバスがあるが港からのバスは基本すべてヴィクトリア行き)、ヴィクトリアのバスターミナルで306番バスに乗り10分少々でセレンディに到着します。

 

日本からトータル約27時間、ゴゾ島のビールでした。