K子の旅だけじゃないログ

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旅好きOLのいろいろ記録

世界で呑んだくれ〜ブンタウ、シーサイドバーは作れる

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フーダと言うベトナム中部のビールらしいです。

ここはブンタウと言うベトナムのリゾート地。と言ってもホーチミンにお住いの皆様が週末に訪れるような気軽なリゾート地で、大型のリゾートホテルはいくらかあるものの、いかにもリゾート感のある高級なヴィラだの何だのはありません。
わたしも安くてお手軽なホテル(シャワー付き個室で1泊1,000円ちょい!)に泊まって海辺の街歩きやら飲み食いやらをだらだら楽しみました。
前夜に通りかかった西向きのフロントビーチ、海水浴には向きませんが漁船が並ぶ浜辺はきっとここでのサンセットは素晴らしかろう、そしてそれを眺めながら冷たいビールで飲めばもっと素晴らしかろうとわくわくしながらやってきたのですが

……手頃なバーやレストランがな〜い!

ビーチは道路から防風林と公園を挟んだ向こう側なので道沿いのバーやレストランからはサンセットが見られないんですね。公園を離れると「漁船が並ぶ」浜辺ではなくなってしまう。
こうなったら……

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コンビニで買った。

ないなら作ればいいじゃない!!!

と言うわけでシーサイドに臨時バー、開店です。(無理矢理)
コンビニで買った見たことない缶ビールは後で調べたらベトナム中部のビールらしいです。結構好きな味だった。あとつまみに適当なものがなくベトナムまで来てさけるチーズ買いました。
さけるチーズ初体験でした。えっ、何これうっま……!
以降、日本に帰ってからもちょくちょく買うようになりました、さけるチーズ。

肝心のサンセットはやや曇り気味だったものの……

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残念ながら曇り空

期待通りの良い雰囲気を楽しめました。
旅行者のわたしが缶ビール片手にフラフラする中、漁船のハンモックでやすんでいるおじさんなんかもいて、わたしの非日常とおじさんの日常が同じ空間にあることを考えたりしながら、ゆったりと時間を過ごすことができたのでした。

(2019年10月25日)

場所

 ブンタウは太平洋に面したベトナムのリゾート地では珍しくサンセットが見られます。と言うのも半島になってるからなんですね。海水浴(とサンライズ)ならバックビーチ、こちらのフロントビーチは漁港にもなっていて多くの漁船が並んでいます。
公園があったり、付近はちょっとした繁華街になっているのでサンセット鑑賞後にご飯を食べる場所にも困りません。
ブンタウはリゾート地と言ってもローカル向けのユルいご当地感に溢れたリゾート地で、どちらかと言うと温泉街的な雰囲気に近いかも。わたしはそれがなかなかよかったので、のんびりしに行くには良い場所だなと思いました。

行き方

日本からホーチミン

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ホーチミン到着は午前五時台

絶賛JGC修行の旅なのでJALベトナムへ飛びました。
しかも時間の惜しい社畜トラベラーなので、退勤後即空港、松山〜羽田〜ホーチミン、あ〜らなんと退勤後翌朝にはベトナムですよ?コース。
ホーチミンまでは待ち時間合わせて約12時間。

やっぱ改めて言うと地方から海外は遠い。

ホーチミンからブンタウ 

さてホーチミンからブンタウはバスで3~4時間ほどらしい。
問題なのはどこからそのバスに乗れるかなのです。空港から直接ブンタウに向かうバスがあるらし……イヤやっぱな……ある……イヤ予約制なん……?えっでも電話予約オンリー?普通にバス乗り場がある……?価格が不明?ぼったくられた??

結局どないやねん!!!!

と言う状況でした。
朝五時に着くしバスが無かったら無かったで夜までにブンタウ行きゃいいんだからなんとかなるでしょまあそんなにかかったら半端に5時間しかないナイトフライトで体力を失った中年は着く頃には身も心もボロボロだろうがな!!と言う心意気で取り敢えずホーチミンにやってきた次第。

とりあえず到着後は空港の駐車場の中にちょっとしたバスターミナルがあるときいていたのでそこに向かってみました。

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分かりやすくブンタウ行き

……あっさりあったやん。

次にここでかまされるのはおおよそカウンターに人来ない事件なのですが、しばらくすると制服っぽいポロシャツ(なんと言う安心感)を着たおねえさんが現れここで待てと言われる。 ええ、そこから先の展開は読めますね?

……いつまで待つのかよくわからない事件です。

なおお金を払っていないしチケットももらっていないのでなお不安です。他にも何人か待っている人がいるのだけが救いです。この時点で7時前。

やがて思いの外はやく7時過ぎにおねえさんに手招きされ、他の乗客と連れ立って少し離れた場所へ誘導されました。

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バス来た〜!

バス来てる!しかもなんかVIPな感じ!!

ホーチミンからブンタウへ行くバスは、乗った人の話などをみているとお値段も40,000VND〜100,000VNDまで様々で、お値段だけでなく車両も普通の路線バスみたいなのから観光バスのようなもの、普通のバンからVIP仕様なバンまで様々でした。
バンタイプは割高だが個別にホテルまで送ってくれることが多いようです。
わたしの乗るバスは80,000VNDでVIPな中型バスのようです。

さあしかしまだまだ油断できません。なにせ出発時間が分からないのですから。
待てど暮らせど出発しないので途中で窓からトイレを発見しトイレに行くことにしたのですが、なにせ出発時間が分からないのでそこらで駄弁っている運転手と思しき男性に「トイレ行くだけだから!」とアピールしてトイレにかけこみまた急いで戻ってきました。

笑うなよ!いつ出発するか分からないんだから!!

果たしてバスが出発したのは約1時間半後の9時前でした。
バスが走り出したところで料金徴収。ここでぼったくられたと言う話も聞いていたので身構えていたのですが、最初に聞いた通りの80,000VNDの支払いでした。バスが立派な割にチケットも何もないのが一抹の不安を誘いますが、まあこれで払うもん払ったので多少堂々とできます。

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途中で休憩したドライブイン

10時過ぎにトイレ休憩を挟みブンタウのどっかの建物の前(たぶんこのバス会社の事務所)で降ろされたのが12時前、そこで地元民らしき人は三々五々となりましたが、わたし含め空港から乗った荷物の多い観光客はホテルの場所を尋ねられ、乗用車数台に振り分けられ、追加料金なしでホテルの前まで送ってもらえました。

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南国っぽいお花がたくさんでした。

ちなみにホーチミン~ブンタウはバスに比べると割高なのですが高速艇もありますので、旅情を感じたい方はこちらもおすすめ。わたしはブンタウの後、ホーチミンにも1泊したので帰りは高速艇を使いました。またその話もいずれ……。

日本(愛媛)から約22時間、ベトナムの海辺のビールでした。