旅のお土産じまんNo.3:香港で買った客家の花布で……③
別に長くなかったのになんか「ひき」の感じの文を書いてしまったので無駄に分けてしまいました。無駄に分けただけなのですぐ続き書いてます。
香港で買ったすてき花布のお話、前回はこちら。
さてこのすてき布をどうしてやろうか???と迷ったまま、
実に三年が経過してしまった
その続きです。そう三年経ったの。
(そして書いてる今はそこからさらに一年経過。)
アイデア降臨
そうこうどうするか迷っているうちにやる気をなくし実に三年の放置プレイをかましてしまったK子さんなのですが、その間にもいろいろなところに旅しまして京都のすてき古着&セレクトショップのPriereさんですてきバッグをゲットしたのです。
ヴィンテージの生地なんかを使った作家さんものの巾着ショルダー!
かわいいでしょ!巾着袋でも持ち手をつければ便利な感じに!
うんうん巾着袋ならわたしでも作れるぞ!?(そりゃね)
うん、うん作れ……
でも……裏地ついてるのかわいいよね……それに中芯も入ってる方がいいよね……
イヤそれ無理や!
成せば成るかもしれんが絶対ガッタガタ!
せっかくのかわいい客家花布がガッタガタは嫌すぎる!わたしは別に作る楽しみを味わいたいわけではない!!これはもう……!
針子召喚
……オカンに頼みました。
うちは未だクリスマスにプレゼントを交換しているハッピー家族なのですが、クリスマスプレゼントとして労働力を要求しました。どんな娘。
……できました。
やだすごい!オカンすごい!さすが家庭科で袖のある服をつくっていた世代!!
細かいところもばっちりですよ?外側にポケットがあると便利だったのでポケット付き、ボタンは大してクラフトしないくせに買ってたヴィンテージ。
ショルダーには幅広のチロリアンテープ を使用しました。
裏地はおばーちゃんの形見分けでもらったシルクのスカーフ。
完璧にかわいい
客観的に知らんけども現時点でのわたしの好みを完全に詰め込みましたからね。わたしから見てかわいくないわけがないんですよ。
再びの針子召喚
かわいいショルダーを作ってもらってほっくほくだったのですが、まだまだまだまだ生地はたくさんあるのです。思いつくときには思いつくもので、これこうしたらかわいくない?イヤ絶対かわいい!そんなん絶対具現化したい!!
たすけてオカン!(他力本願)
オカンは二度目のクラフトに当初意欲的ではありませんでしたが、作りたいものをプレゼンしいかにかわいいか力説したところ「ん〜じゃあ気が向いたらね!気が向いたら!材料と作り方用意しといて気が向いたら!」と言い出したので「これはイケる」と手応えを感じました。わたしは知っている。
オカンはアイデアが出ないだけで作る作業自体は嫌いではないのだと。
こうして素材を準備しました。(派手)
作り方はネットでゲット。便利な世の中だね!
なお当初ファー生地は上品めを目指してツヤのある黒か濃いブラウンを探していたのですが、訪れた手芸店にたまたまピンクレオパードの生地がありその上黒かブラウンに関しては好みのツヤ感のあるものがなくだんだんピンクレオパードが正解なのではという気がしつつも「これ絶対可愛いけどわたしの年齢でこれはやりすぎトゥーマッチなのでは……?」と躊躇していたのを「えっ絶対可愛いやんそれやろむしろそれしかないやろ」と後押ししたのはオカンでした。
裁断。大きさは実際に使うことを想定しながら相談しつつ決定。
本来必要なのは細長い生地だったのですが見える部分にくる柄が上下逆転してしまうため2枚に分けて裁断後つなげることにしました。
ファーも裁断。
お値段はこの大きさで1,500円せんかったと思うんだけど、切り売りではなくまとめていくらのやつだったので必要分とったあとも大量に余る。
そんなピンクレオパードの生地がたくさん必要なことってもう車のダッシュボードに敷き詰めるくらいしか思いつかないんですが……。
そしてオカンの地道な縫製作業の結果……
なんてすてきな首巻きでしょう!
肌にあたる側がファーなのでぬっくぬく!しかもかわいい!完璧!この生地の合わせ誰が考えたんですか!?首に巻いたらちらっと見えるピンクレオパードがやりすぎじゃなくてとってもすてきじゃないですか!?ふふーんなんとわたしだよ!やだわたしすごい!!
思わずテンションぶっ壊れるくらいお気に召しました。
残業中にオカンからLINEで「できたよ」ってこの写真送られてきたので爆速で仕事切り上げて帰りましたよね!生地をきちんとあわせましたので、
左右正面にきれいにお気に入りのモチーフが出てくるようになっています。
旅行先やお店でもよく褒められる逸品になりました。ウフフのフ。自分がチョイスしたものが褒められるのうれしいですよね……。
なお生地がたくさん余ったのでオカンに量産してメルカリやハンクラサイトで売っても良いよ!などと言ってみたところ、「きれいに縫えないからやだと言うか
もうファーは一生縫いたくない」
だそうです。まっすぐ縫えてるかわかんないしあとものすごい毛が飛ぶのでやりはじめたことを激しく後悔したそうです。
……オカンありがとう!!!!!!!!!!