K子の旅だけじゃないログ

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旅好きOLのいろいろ記録

pen BOOKS 美の起源、古代ギリシャ・ローマ

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今日はシラフで読みました。

ペンブックス22 美の起源、古代ギリシャ・ローマ

みんな大好き(?)マガジンハウスだァァァァァ!
違う!メディアハウスじゃん!!!!!!失礼しました!

行きたいところがとにかく地中海沿岸に偏っている都合、古代ギリシャ・ローマはいっぺん真面目に履修しておいたほうがいいんだろうな〜とは薄々思いながら手を付けていなかった、日本史選択のK子です。中央アジアやインドにだって影響大きいしね……知っておくに越したことはないっていう……。
歴史的な流れを見るには不足ですが巻頭に簡単な年表があり、さまざまなテーマから古代ギリシャとローマを比較する……と言う紹介の仕方は、わたしのようなお勉強嫌いでも無理なく面白く読み進むことができ、ひとまず「な?いいからちょっと興味を持ってみよう!?」と言う入り口には良かったです。逆にそれなりに知ってますけどね?と言うひとはわざわざ読まなくてもいい本だと思う。

とはいえ一冊読んだくらいできちんと内容全部覚えられるはずもなく、今わたしが自信を持って話せるのはトラヤヌス帝の唯一の欠点は大酒飲みであることだったが、部下に予め自分が酔っているときの命令は無視するよう命じていた」と言うエピソードくらいです。流石賢帝〜!(そういうことじゃない)
そして親切な相関図がついていましたが、それでもやはりギリシャローマ神話の神々の系譜は複雑すぎてよう分かりません。近親相姦と不倫が多すぎるんじゃ!でもたのしい。
それから(絵とか彫像とか)これは実物見たことあるような?と思って調べたらちゃんと来日した記録があり、わたしの記憶力も思ったよりは信頼できるな……と思いました。

あと特に重要な遺物はイギリスに持って行かれすぎです。
そりゃ返せって言われます。別にそういう話を主にしているワケじゃないんですが、資料写真に光る「大英博物館蔵」の文字。あまりに存在感主張しすぎて無視できんわ!
でもおかげで(?)、言うてそこまででもな〜と思っていたロンドン行ってみたさがちょっと増しになりました。ヴィクトリア&アルバート博物館行きたさによりロンドン行きたさが少しはあったので、これで結構ロンドン行きたさが高まったんじゃないでしょうか。……そこそこ。

しかし行きたさで言えばやはり遺跡(現地)のほうが遺物より見た……現地で見れるのがいちばんいいですね!それで言うと!!

やっぱりイギリスもドイツも現地に返せ!!

だいたい持ってかれてるところは経済的にイマイチなので返して貸したことにして賃借料を貰えばよいのでは?などと思っていましたが(民族の〜とか国家の〜とかそういう話は無視している)、ツーリスト的には現地で両方見られるのがいちばんいいわ!
でもこの返還ブームもどこまで返還すんの?って言う。

トルコなんてアヤソフィアの柱、レバノンに返すんですか?
スルタンアフメト広場のオベリスクとかどうなんの?

まあトルコは死んでも返さなさそうだけど。

分捕ったり分捕られたことも含めて歴史とは思いますが、まあ現存する国家体制で分捕ってきたもの展示してる側も今となっては居心地の悪さとかもあるかもしれない。
このへん、土地の話題の難しさと同じですね。

そして現地といえば資料写真の中で特に心を惹かれたのは、サブラダのローマ劇場なのでした。

ja.wikipedia.org

リビアってまた治安〜!

ほんと旅行スキルを上げたいですね!!!!!!(上げればいいってもんじゃない)

スキルと言えば、2019年はマイル修行で再訪国が多く、その後コロナで勘が鈍りまくっており、今月久々の初訪問国ネパールへの旅行が控えています。チュニジア訪問を実現すべく旅の勘を取り戻していきたい次第。
そう、わたしが今読むべきは古代ギリシャ・ローマの本じゃなくてこっちだろうが!

歩き方すらまだ行きたいところにぺぺっと付箋つけただけですね!
これから!読みます!!